ようやく夏休みも終盤になりました。小学生の保護者に皆様にとっては、2学期が始まることを心待ちにされているかもしれません。夏休みの小学生は、生活が乱れがちです。朝起きるのもおそい、家でだらだらゲームばかりしている、宿題はやらない、塾に行くのを嫌がる・・・とせっかく1学期に身に着けた習慣も台無しです。

このような小学生ではありますが、小学生の塾通いは非常に有効という事実があります。ある地域の公立トップ校に多くの合格者をだす中堅塾のチラシに、面白いことが書かれていました。「当塾から〇〇高校(公立トップ校)の合格者の86%が小学生から当塾に通っていました!」とのことです。86%という数字は驚きではありますが、この数字は塾で働いている我々からすると、全く不思議ではありません。

小学校で学習する内容が、高校入試に出題されるわけではありませんし、中学から勉強を始めるとおそいわけでもないのにこの数字です。それは、小学生の間に、学習習慣やじっくり考える習慣、自分なりの暗記方法、ノートの取り方、先生の話をきく習慣などを身につけるかどうかが、大きくその後を左右するということだと思います。学習内容そのものよりも、こういったことを身に着けないまま中学生になってしまうと、学力差がついてしまうということです。特に、先生の話を聞く習慣は、非常に学力に与える影響が大きいと思います。皆様は驚かれるかもしれませんが、小学生で先生の話をしっかり聞いている子はほとんどおりません。

ですから、よく皆様よりいただく質問で「いつから(何年生から)塾に行かせたらいいですか?」という質問には、「早ければ早いほどいいです。」というのが営業を抜きにしても正解ということになります。