中学生の中間テストが終了し、うまくいった生徒さんも今回は残念な結果になった生徒さんもおられることかと思います。大切なことは、うまくいかなかった原因をしっかり考えることです。それが間違っていたとしても、仮説と検証を繰り返すことは勉強のみならず今後非常に重要です。
当塾の皆さんが塾に持ってきていただく問題を見て、改めて西宮のレベルの高さに驚きました。私は塾業界に25年以上おり、またいろいろな場所で指導にあたった経験から、それぞれの地域のレベルというものは把握できているつもりです。西宮については小学校のレベルの高さはたいへんなものですが、中学受験率が異常に高くトップレベルの生徒さんの多くは私立に進学するので公立中学のレベルは中の上という認識ではありました。政令指定都市のなかでトップレベルの神戸や横浜と同レベルで、福井や秋田よりは低いという認識です。
その認識は大きく外れてはいなかったのですが、テストの問題と平均点から考えると、中間層からやや下位の生徒の学力が異常に高いということが考えられます。某大都市は特にそうですが、一般に中1の方程式の範囲のテストでは、文章題を出題すると誰もできなくて大変なことになりかねないことから、方程式の計算問題中心で文章題は立式の過程は穴埋めになっていたりと、点を取らせる工夫??がされています。ところが、西宮の中学校では文章題がむしろ中心とさえいえますし、中には高校入試レベルの問題も出題されてました。
ですので、西宮市の場合は全国学力状況調査などにでてくる数字よりも、中学受験でトップレベルの生徒が大量にぬけた後での結果ですので、実態としてかなり高いと考えられます。皆さんにとって、レベルの高い地域ということでメリット・デメリットがあるかと思いますが、私は環境として非常に良いと思います。まわりの生徒のレベルが高いことが〝普通”という環境は、恵まれていると思います。
もちろん当塾としましては、問題の分析を行い今後のテスト対策に活かしててまいりたいと思います。