今日は中学入試と大学入試センター試験の日です。関東で雪とのことです。毎年この日になると、寒くなったり雪が降ったりするのは不思議なものです。
中学受験される方の主なる理由は
1.中高一貫校に入って大学受験を有利に進めたい
2.有名大学の附属校に入って大学受験にとらわれず6年間やりたいことに集中して取り組みたい
というどちらかになるかと思います。
私は公立中学から公立高校に進学した純粋に公立志向の家庭で育ちましたが、中学受験に関しては肯定派かと思います。中学受験指導、高校受験指導、大学受験指導をそれぞれ10年以上経験しておりますが、やはり中高一貫校に進学すると大学受験は圧倒的に有利にはなります(ただし、学校によります)。公立中学と公立高校の勉強はムリやムダが多く、また学習時間も私立とは雲泥の差です。
ただし、上記の1の理由の場合、大学受験に有利な中高一貫教育ができているのは上位の学校と一部の中堅下位の中学だけです。中堅以下の中学の多くは、中高一貫用の教科書などを使用するにも生徒がそのレベルにないので、結局公立中学と同じ内容になっている場合や、私立なのにそれほど勉強させない不思議な学校もあります。
2の理由で中学受験をする方が最近非常に増えています。共通テストのこともありますが、新課程での大学入試が不透明なこともあります。
そこで、中学受験、高校受験、大学受験に精通した(つもり)の私の本音です。中学受験。高校受験、大学受験のなかで一番厳しく長時間の勉強が要求されるのが中学受験です。また、大学受験については、少子化で中堅以下の大学は入試の体になっていない大学も多く存在しますが、上位の大学受験は厳しい状況に変わりはありません。つまり、明らかにゆるいのが高校受験です。高校受験は、中学受験で上位層が抜けた母集団での争いになり、また高校を受験しない生徒はいませんから場合によっては、アルファベットや九九があやしい生徒までも母集団に入ってきます。学習すべき量も基本的には教科書範囲内ですから、中学受験や大学受験と比べてかなり少ないと言えます。
ですから、上記の1の理由で中学受験されるのであれば、ぜひ中堅校以上の学校をねらって下さい。中学受験は過酷で勉強以外のもの全てを犠牲にする2年間(あるいは3・4年間)が必要ですが、得られるメリットも非常に多いです。
上記2の理由での受験を考えておられる方は、正直なところ高校受験で附属校にはいったほうが、圧倒的に有利かと思います。高校受験であれば、関学や関大、立命館、近大やMARCHはもちろん、早慶でさえも中学や大学から入ることに比べれば難しくありません。ぜひ高校受験をおすすめします