公立高校入試におおいて非常に重要なのが内申点ではないかと思います。しかしながら、内申点は本当に公平・平等・公正なのものなのかは大いに疑問があるところです。以前は内申点も通知表も相対評価でしたから、ある意味で公平ではありました。もちろん、公立中学校間に大きな学力格差がある場合には不公平にはなりました。しかしながら、現在は全国的に絶対評価になっています。つまり、1.「関心」「意欲」「態度」2.「知識」「理解」3.「技能」などの観点別評価となっていますが、基準はあってないようなものです。
実際、当教室にお通いの生徒さんだけでも、A中学は平均点のー10~ー15点程度で提出物は完璧という生徒さんが「2」で、B中学では平均点ー30点(平均点の半分以下)で提出物は出したり出さなかったりという生徒さんが「3」がついています。
また、私立専願や公立トップ校を余裕の生徒の内申「5」を、他の少し合格が危うい生徒にまわすといったことも行われています。公立トップ校の生徒には、中3の1学期まではオール5だったのに、なぜか2学期は4が2つついたという生徒が多いのはこのためです。また、少し難しいかな無理かなという高校を受験すると主張しつづければ、成績が全く上がっていないにも関わらず、なぜか直前に内申が上がることも多いです。
そこで皆さんにお伝えしたいのは、
1.学校ではよい子にしているのがやはり有利です。
2.少し難しいかなという無理めの高校でも簡単に志望校を下げない。
3.内申点は絶対評価で他の生徒の成績は考慮されないのが原則です。「到達度」を意識して取り組む。