本日、とある経営コンサルタントの講演を(オンラインですが)聞いてまいりました。その中で、西宮市の中学生の塾代の平均が月額42,000円とのことでした(芦屋市は60,000円超えているとのことです)。全国的にも東京23区と横浜市、阪神間はやはり異常に高いようです。参考とするデータにやや怪しさを感じるものの、個別指導塾に英語・数学で通えば、月額35,000円ぐらいが平均ですから、まあこれくらいかとは思います。
これをもとに当塾が安すぎるので月謝上げます!というような話ではなく、この月額42,000円が一般の方の金銭感覚とズレてやしませんかということです。私が思うには、学習塾はいわゆる「必要悪」のようなもので、世の中に無くて済むのであれば、無いのが一番みんなが幸せというものだと思っています。高利貸しと同じようなものです。中国政府が学習塾を禁止にしたとのニュースがありましたが、ある程度政策に理解を示してしまいます(中国共産党は心底嫌いですが)。ところが、学校の勉強だけでは心もとないことや、学歴社会の日本では少しでも高い学歴を、という気持ちがあるわけです。親の不安な心理につけこみ、場合によっては脅し、塾の学費はこうなってしまったわけです。
もちろん、学習塾の市場は堅調ではあるものの、競争過多ですからやむをえない部分もあります。一方で消費者の立場に立つと、2人子どもがいれば月額8万など到底無理というご家庭が多いと思います。当塾では「安価な学費でたくさん勉強できる」をコンセプトに運営しております。おこがましいとは思いますが、社会への貢献ができる存在になりたいと思います。
ところが、当塾の塾生のほとんどが英語と数学に比べ理科と社会の成績が極端に悪いという状況が生まれてきました。これは、中学生のほとんどが英語・数学の受講だからです。そこで私が今考えているのが、総額23,000円程度で5教科指導できないかということです。もちろん、個別対応指導の形態のままで、英語や数学の授業を削ることなくです。何度電卓をたたいても採算が合わないのですが(笑)、何らかの形式で新年度に皆様にご案内できると思います。