兵庫模試など外部の模擬試験を受験すると当塾の塾生の多くは、いつもより成績が良いことに驚きます。また、当塾から公立高校に進学した生徒の多くは成績がトップクラスになります。これは、当塾が本当に実力がつく指導をしているから・・・・ではありません。少しくらいはそれもあるかもしれませんが、
おそらく違います。
理由はやはり当塾近隣の公立中学のレベルが非常に高いということになると思います。ですから、兵庫県全体で成績を出すといつもの学校内の成績よりかなり良くなるということになります。
当塾から公立高校に進学した生徒のほとんどが進学先でトップクラスの成績になるのなら、もっと無理して上位校を受験させるべきではと思われると思います。しかしながら、私は相当無理な受験もさせていながらこのような結果になるのです。
当塾に通っている生徒さんは、本当に内申が取りにくいのでかわいそうに思うことも多いです。同じ西宮市内でも某中学はやたらと内申が取りやすいようにも感じます。地域によって学力に大きな差がある大阪では、中学のレベルによって内申点を調整するようになっています。ただ、そうなると相対評価と何が違うのかということや、通っている中学がレベルが低いからという理由で内申を下げられかねないのも大きな問題です。
これだけ不公平感のある内申点ですから、現状の兵庫県の入試制度の内申:当日のテストの点数の比率が1:1ではなく内申の比率を下げるべきかと思います。2:8くらいでもいいように思います。このことはおそらく公立不人気の要因の一つになっているかと思います。(私立高校は中学によって事前相談の基準を変えていることも多いです。)
地域間レベル差の問題の解決策はなかなか決定的なものがないのが実情です。