授業で習った時は理解していても、1週間もすればすっかり忘れてしまいます。このことは成績とは関係なく皆さん共通のなやみです。では成績の良い生徒はどうしているのでしょうか? それは、自分がどれくらいで忘れてしまうかを知っていて、適時に復習をしているということです。

以前、私が某大手塾で働いていた時に、復習をどのタイミングで何回やればいいのかを確認するために(復習だと調査しにくいこともあり)、「宿題を授業から何日後にやっていますか?」という形で生徒の皆さんのアンケート調査(1万名以上)したことがあります。その結果が成績上位生は、多い順から
1.授業の翌日
2.授業の2日後
3、授業の当日帰宅後
4.翌週の塾の日の直前
となっていました。反対にそれ以外の生徒さんは
1.翌週の塾の日の直前
2.翌週の塾の前日(の夜)
3.やらない
となっていました。

おそらくは、授業のあった日の翌日というのは、ある程度覚えていて忘れかけているタイミングで、そのタイミングで宿題をするのはちょど良いということでしょう。これが3日たってしまうと、ほとんど忘れてしまっており、思い出すのが大変でそもそも思いだせないこともあるということでしょう。1週間たってしまうとほぼ授業内容は何も覚えていないということになり、宿題はただ埋めるだけになってしまいます。

もちろん、宿題だけではなく何度も何度も繰り返し復習しないといけないのですが、まずは「宿題は授業のあった翌日にする!」ということから始めてみて下さい。