夏休み明けに実施された課題テスト(中3は実力テスト)の結果が返却された頃かと思います。課題テストは文字通り課題から出題されるのが普通で、きちんと勉強しておればいつもよりはるかに点数をとりやすいテストになります。問題も課題からそのままどころか、夏期課題のワークの教材の付録のテストをそのまま課題テストとしているケースさえありました。反対に勉強していないと、他の生徒は一度解いたことがある問題で場合によっては解答を覚えてしまっているためよくできるのに、自分だけは初見の問題を解くのとほぼ同じ状態で、自分だけ実力テストになってしまい、いつも以上に悪い成績になるのは必然かと思います。
では、結果が良くなかった生徒の取り組みはどのようなものだったのでしょうか。おそらく以下の何れかに当てはまるのではないでしょうか。
1.そもそも課題をやっていない(あるいは提出締切直前に答えをうつして提出した)。
2.やったけども間違った問題は、解説も読まず赤ペンで直しで提出した。
3.夏休みの前半に終了させたので、課題テストの日にはすっかり忘れてしまっていた。
4.中間や期末テストより重要度が低いので、それほどやる気もなかった。
私はこの中で一番心配なのは、2の生徒です。1や4はある意味はっきりしていますし、単にやる気がなかった、面倒だったということでしょう。3は真面目なのはいいですが、要領悪いなあというところです。
2が問題なのは勉強したふり、形だけの勉強が染みついていることです。間違った問題を一人でできるようになるまで、何回もというのが勉強の基本です。2の勉強では何も身につくことはありませんし、勉強方法の問題点を発見されにくく、場合によっては教師に真面目とさえ思われていることが大問題です。
普段から2の生徒さんのように、全く身につかない勉強方法をしている生徒は多いとい思います。中間テストも近いので再度ご自身の学習方法を確認する必要がありそうです。なお、以前からお伝えしておりますように、学校のワークはテスト1週間前には1回目を終了させるように指導しています。