当塾では最低年に3回保護者懇談会を実施しておりますが、その中でご質問いただいた中でいくつか取り上げてまいります。

ご質問1
「兵庫県の公立高校の入試で複数志願制が廃止されるって本当ですか?」

⇒兵庫県教育委員会の発表では、「令和7年度入学者選抜後に第1志望の加算点を再度検証する」としていることから考えても複数志願制は継続すると考えるのが妥当かと思われます。しかも、加算点もおそらく変更されることはありません。そもそも複数志願制を廃止してしまうと公立高校の定員を現在以上に満たすことが困難になりますので、現実的とは言えないと思います。

ご質問2
「芦屋国際高校を受験したいのですが。」

⇒このご質問も非常に多いのでお答えいたします。まず、芦屋国際高校という高校は存在しません。よく間違っておられるのは、芦屋国際中等教育学校です。芦屋国際中等教育学校は中学でも高校でもない6年生の学校です。同様の中等教育学校は神戸大学附属中等教育学校がございます。中学とも高校とも中高一貫校とも異なり、後期課程(15歳)からの入学ができません。芦屋国際中等教育学校の入試に関しては作文と面接となっていますが、帰国子女など純ジャパ以外の生徒も多く、選抜基準も不明な点が多いようです。

高校から受験できるのは、芦屋国際中等教育学校と同敷地内にある兵庫県立国際高校です。こちらは芦屋南高校を前身とする公立高校です。2月の推薦選抜で定員の100%を選抜しています。内申点で合格者平均が195/250と高くなっており、当日の英語のテストが重要なようです。ただ、リスニングやスピーキングがある程度のレベルで求められます

さらに、私立の芦屋学園との間違いも多いようです。芦屋学園は国際文化科がありますので、それが間違いの原因かと思われます。ただ、レベル的には県立国際高校とは大きくかけ離れています。